中央から地方へ〜御法川監督作品下田上映 第2弾

中央から地方へ〜御法川監督作品下田上映 第2弾 /

昨日になるが、下田出身で映画監督の御法川修監督と打ち合わせをした。今年9月に下田市民文化会館で行われる監督作品「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」の上映について。
監督とは前回の下田上映(前作「人生、いろどり」)の時にインタビューをしたことをきっかけに話をするようになった。
今回は監督からの依頼で「すーちゃん〜」に関わることになる。

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監督は下田での上映をこだわる。下田には映画文化がないこと(映画館にいく習慣が少ないこと)もそうだが、自分の携わる映画で何かまちに恩返しができないかと考えている。

昨今、地方の疲弊が著しいなかで、中央で活躍する人たちが地方で活動することが多くなった。クリエイター箭内道彦とサンボマスター山口隆が出身地の福島を盛上げているのは有名な話。他の地方でも同じような現象が起きつつある。時代なのだろう。地方があぶない。人口減少が著しく、マンパワーが減少し、少子高齢化に決定的な対策を提案できていない。

そんな状況で少しでも活気を地方に取り戻したい・・・。そんな思いが地方出身の著名人の気持ちを動かしている。

御法川監督も下田をどうにかしたいと、忙しい都内の仕事にわざわざ時間を割き、こうして下田を気にかけてくれている。

監督の今回の目標は来館者数の増加ではなく、映画を見た後の街への流入だという。映画を見た後に街へ繰り出し、買い物やお茶を楽しむ。そんな都内だったら一般的な文化を下田でも当たり前にしてほしい。そして、もっと街を活用してほしい。そんな想いで今回は前回とは違った仕掛けを考えている。その仕掛けについては後日。

監督が前回の上映で言っていた「日常を豊かに〜」。私も下田でのライフスタイルを豊かにするためにフリーペーパーの発行を続けている。そんな思いを監督は察していてくれていた。
監督は下田で映画祭を開きたいと言っている。大げさに大きなものではなく、市民が楽しめる規模での映画祭。そんな映画祭を開くためにも今回のような上映機会がある。ひとつづつ重ねた上で、大きなことを成し遂げられる。今回はその一助になればと9月の下田上映に備えたい。

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